管理人の腐った頭にご注意下さい。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 『切欠』の続きとなる、DV開店の話です。 続きがあるかは未定です。 「なぁ…顔を殴るのは、止めてくれないか?」 俺が言うと、カイジは気だるそうに煙草を口に付けた。 「部下が、顔の痣に気付いて…だから…殴るなら見えない所にして欲しいんだ…」 今日は、悪漢に絡まれたなんて言って誤魔化したが、余りに痣が絶えないと、この関係すらバレるかもしれない。 「だからさぁ、ヤってる時に喋らなきゃ殴らねぇって」 「それでも、抑えきれない時があるから…その時は…」 躊躇い勝ちに俺が言えば、カイジは俺を睨み付け、手に持った煙草を俺の手の甲に擦り付けた。 「いぁ…っ!」 咄嗟に手を引っ込めると、カイジは俺の胸を突き飛ばす。 「そんなに嫌なら出てけばいいだろうが…!」 その言葉に、目眩がした。 「ご…ごめんなさい…」 捨てられたくない。 俺が彼に捨てられるなんて駄目だ…。 俺が彼を捨てるんじゃなくちゃ…。 それでなきゃ、全部ぜんぶ、無意味だって事になる。 「カイジっ…」 縋るように腕を伸ばせば、カイジはその手を自らの股間に伸ばした。 「何すればいいか、分かるだろ?」 ニコリと笑う彼は、昔と同じ顔をしていた。 彼のズボンのジッパーを下ろし、ソレを取り出す。 恐る恐る舌を伸ばせば、嫌な味が脳を刺した。 捨てられたくない。その一心で…。 一 結局は帝愛に縛られたままの俺は、暫くすると黒崎に元のカジノへ戻された。 目玉であった沼は崩壊し、あんな事があった後、村上一人では立て直すのに苦労しているらしい。 カジノの従業員も、俺が店長に戻ることを歓迎してくれた。 そうして、給料が入るようになってからは、生活費の半分を俺が出す事にした。 だが、それから少しすると、カイジはやっていたバイトを辞めた。 「なぁ、まだバイト見つからないのか?」 控えめに言ったつもりだった。 今では、生活費は元より、カイジのお小遣いまで俺が出している。 地下から戻ったばかりの俺には、余り余裕は無い。 せめて自分の食い扶持くらいは、自分で稼いで欲しかった。 「カイジ…」 反応しないカイジの名前を呼ぶと、カイジはため息を吐いた。 「うるせぇな…!探してるよ!」 カイジの腕が伸び、ジャケットを剥がれる。 「ごめ…っ!」 慌てて謝ろうとするが、その勢いのまま壁に押さえ付けられた。 「カイジっ…止めてくれ!明日は仕事が早くて…」 相変わらず、自分本意な使い方しかしない行為の後は痛みが伴う。 最初に比べれば慣れはしたが、それでも辛いものは辛いのだ。 だが、そんな俺に対して、カイジは平手打ちをした。 「うるせぇ。喋るな」 「やっ…」 下を一気に下ろされ、冷えた空気が肌を撫でる。 床に転がされると、カイジの手が尻の肉を掴んだ。 「あぁっ…!」 急いで手で口をふさいだが、躊躇いなく後ろから突かれる痛みに、声が溢れてしまった。 それで目の色が変わったカイジが、重い拳を頬に落とす。 顔にやらないでと言う頼みさえ、聞いてくれないのか。 「おら、歩けよ」 散々乱暴に注ぎ込んだと思ったら、カイジが俺の腕を引く。 「もう…出来な…」 息苦しく、朦朧とした頭で、カイジに引かれるまま歩けば、向かった先は玄関だった。 「……カイっ!」 不思議に思ってカイジを見た途端に、背中を押されて外へと出された。 無情に閉まったドアからは、鍵を掛ける音が響く。 「嘘…カイジ…!」 必死でドアを叩く。 衣服はYシャツ一枚で、夜風が裸足の足を撫で上げる。 後孔から、注がれた体液が溢れ落ちる感覚がした。 「頼むカイジ!開けてくれ!」 大声を出すことも出来ずに言うと、ドアの向こうから声がする。 「嫌なら出てけって言ったよな?そんなに金出すの嫌なら、どこにでも行けよ」 楽しんでる。 顔は見えないが、きっと今彼は笑っている。 絶望的な気持ちになりながら、いつ彼が満足するかと考える。 その場にしゃがみこみ、出来るだけ肌を隠した。 「なぁ…カイジ…俺が悪かったから、入れてくれよ!頼む。人が…人が来たら…」 階段に目を向ける。 薄暗い廊下の続くその空間が、まるで魔物でも居るかのように恐ろしい。 もし、あの階段から人が来たら…。 そう思うだけで恐ろしくて堪らない。 しかし、ドアの向こうからは声が返ってこない。 「カイジ…なぁ…ごめんなさい…入れてください。カイジ…」 殴られた場所が痛い。 ふと目を落とせば、日々増えていった痣が見える。 改めて見ない様にしていたが、それは全身に広がっていた。 それでもこれは、カイジが俺を求めている証なのだと、言い聞かせた。 「ごめんなさい…もう変なこと…言わないから…お願いします…ヒッ」 階段の方から、足音が響いた。 誰か来る。隠れなきゃ。でも、何処に? パニックになる頭ながら、精一杯シャツで体を隠し、うつ向いて息を潜める。 少しずつ近付いてくる足音に顔を上げず、黙って通り過ぎるのを待った。 間近に迫った足音は、一度止まると、その後は急ぐ様に俺の後ろを通り抜けて、幾つか離れた部屋に入って行った。 情けなくて、涙が零れる。 「反省したか?」 不意に、ドアが開いた。 声も出せず、涙でぐじゃぐじゃになった顔を縦に振ると、カイジは満足げに笑って俺の腕を掴む。 部屋の中に引きずり込まれると、カイジが俺の頬を手のひらで撫でた。 「もう二度と口出しすんなよ。臭いから早く風呂入れ」 精一杯首を縦に振り、急いで風呂に行く。 ナカに注ぎ込まれたモノを掻き出して、シャワーを当てて洗浄する。 いつまで。 そんな事が頭を過る。 いつまで耐えれば、カイジは俺に依存して、乞いて、俺無しでは生きていけないくらい、狂ってくれるだろうか。 髪から垂れた雫が、拭いた胸を濡らした。 二 寝巻きに着替えると、カイジの元へ行く。 カイジは安いビールを煽って、俺の買った小さなテレビを眺めていた。 気付かれぬように後ろへ忍び寄り、カイジの首に腕を伸ばした。 「カイジ」 後ろから腕を絡めると、カイジは露骨に嫌そうな顔をする。 「何だよ」 既に少し酔っているのか、頬が赤くなっている。 俺は何も言わず、その頬に唇を付けた。 惑え。俺に。頼むから。 「やる気なんじゃねぇか…」 カイジは蔑むような目で俺を見ると、俺の体を布団へと沈めた。 そして、珍しくぺたんこの俺の胸に舌を這わせ、俺の下着をずらす。 先程押し開かれたばかりのソコは、慣らす必要は無い。 それにしても、俺から誘ったとはいえ、よく性欲が続くものだ。 幾つかしか歳は離れていないけれど。 カイジが俺に狂っている証拠だとするならば、嬉しい。 「っ…」 抵抗が少ないとは言え、カイジの反り勃ったモノが入って来ると、圧迫感に息が苦しくなる。 だけど、カイジは何度も、俺に興奮してくれる。 俺の身体の中で、カイジが感じてくれている。 それが嬉しい。 カイジのモノが前立腺を刺激して、意識に靄がかかる。 必死にカイジの背中に腕を伸ばし、抱き付いた。 「カイジッ…あっ…好き…好きぃッ…!」 もう訳もわからず喚くと、当たり前のように、カイジの拳が落とされた。 「気色悪い事言うな。萎えんだろ。黙ってろ」 不機嫌そうにカイジは言うと、再び腰を振り始める。 止められないんだ。 体だけでも、俺に依存してくれてるから。 このまま全て俺に依存して、狂ってくれたら、捨ててやるんだ。 俺が、カイジを、捨ててやるんだ。 溢れた鼻血が、白い枕カバーを汚した。 PR |
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